眠れないと不安になって余計に眠れなくなる


子供の頃から、私はなかなか寝付けない性格でした。
怖い話の本を読んで、その幽霊が枕元にやってくるんじゃないか?

そんな不安に駆られて、隣で寝ているじいちゃんに訴えたこともあります。

「目をつぶっていればそのうち寝られる」と一蹴されて、しぶしぶ布団に潜り込んで目を閉じてもやっぱり思い出して眠れません。
体は疲れているはずなのに、明日も学校があるのに。

眠れないというプレッシャーに責め立てられて余計に眠れなくなるという負のループ。


大人になっても、いやむしろ大人になったからこそ。
未来への漠然とした焦燥感。
あのときああしていればよかった、こうしていればよかったという後悔。


そういう心の底にたまった泥のような感情が、夜になると妙な現実味を帯びて頭の中でぐるぐると巡りだします。


でも、これは誰でもが持っている不安のはずです。
年をとればとるほど、先が見えてきてしまう。体は衰える一方だし、仕事の責任やストレス、憂鬱な人間関係…眠れない要素なんてそれこそごまんとある。

それでも、たぶん多くの人はどこかで不安な気持ちをシャットダウンして、明日のために眠りへダイブできるのです。

私は、思考の渦を止めたくても止め方が分かりません。

一度気になったことを、頭の中で何度も反芻してしまう。

あの言い方はまずかったかもしれない。
別の選択肢もあった気がする。
あの人はどう思っただろう。

考え終わる前に、次の考えが割り込んでくる。

「考えすぎる性格なんだ」とか「自分は小心者だから」と自分をあいまいに納得させてなんとか眠ろうとしていました。

不安や心配と正面から向き合おうとすると、かえってそいつらはしつこく、より大きな力を持ってこちらをねじ伏せてきます。


安心を確認し続ける行為そのものが、「まだ危険かもしれない」という合図になってしまうわけですね。

その結果、頭はフルスロットルで休まらず、体は非常事態に備えて緊張したままになってしまう。
そんな状態じゃ、そりゃ寝れるわけがありません。

眠れない夜に不安になったとしても、それは弱さではないのです。
心と体がまだ気を張っているだけ。


そんなときは、「眠ることを諦めて」しまえばいい。

それって解決になってないじゃん!

はい、そうですね。

じゃあ睡眠導入剤を飲んで眠ることを解決策として提示していいのか?
体にいい薬は存在しません。
そもそも耐性がついて効かなくなってしまったら?
もっとたくさん飲む?
飲み続けていたら、必ずどこかでほころびが出ます。
依存症一歩手前まで行ってしまった身内もいるので、私は薬の服用はしませんし、おすすめもしません。

それならどうする?

開き直って本を読みます。
もしくはそのままぼーっとし続けていれば、運が良ければ寝落ちしています。

最悪、徹夜になったとしても、眠眠打破という最後の砦があります。

これでとりあえず、昼間に眠くなって会議中に居眠りしてしまう事態は防げる。
結局ドーピングしてますね。

まぁ、臨機応変に。使えるものは使えばいい。
体を壊さない程度にね。


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